空気人形

先日、是枝監督の『空気人形』を観てきました。

ペ・ドゥナ大好きなんです、、、

ペ・ドゥナの出演作で観たものといえば
ドラマ:『威風堂々な彼女』『サムデイ』
映画:『グエムル』『リンダリンダリンダ』『子猫をお願い』『頑張れグムスン』
『吠える犬は噛まない』『復習者に哀れみを』『春の日のクマは好きですか？』

などなど結構観ましたが、わりと面白い作品が多いです。（そうでないのもあるけど、、、）

話それましたが、空気人形。

予告の、可愛らしくてやらかい雰囲気に完全にだまされました。

ダッチワイフが人間の心を持ってしまい、一人の男に恋に落ちるというお話なんですが、
結構ハードで、生々しい表現が多くて
なおかつ、激しく切ない。。。。切ないっていうか悲しいし苦しい。

所詮、ダッチワイフです。性処理道具なんです。

のぞみ（ペ・ドゥナ）が人間らしくなればなるほど、
悲しい結末に向かっているようで苦しかったです。。。

そしてあの、ラスト。

観た後はかなり落ちてしまいました。

映像はかなり綺麗で
演出もよかったです。

のぞみの体に順一（ARATA）が空気を吹き込むシーンは感動的。
ドゥナの表情もリアルでグッときました。

空気人形と対比するように出てくる問題を抱えた人たちも味があってよかったです。
板尾さん、リアルすぎ！

あと、のぞみの誕生会のシーン、あれは泣くでしょー！！
（こんなネタバレでいいのかしら？）

まあ最終的には落ちるんですがね。

でも、実は落ちる映画大好きなんです。
パク・チャヌクも、ラースフォントリアーも大好きなんです。
悪趣味ですけどね。

落ちる映画は一人で観ましょうね。

空気人形、いろいろ考えさせられるいい映画でした。
これから観に行く人はある程度覚悟して行ってくださいね〜。
（無防備に観るのもアリ）